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裏庭の猫 in Chiang-Mai(現在日本在住)

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初ギレ! タイ大使館でのビザ申請(長いです)

「えっ、何を言ってるのかわからないんですけど…?」
ここはタイ大使館。

朝、8時に宿をチェックアウトして、そのままトゥクトゥクで直行。9時だと思った開館時間は8時30分で、もうけっこうな行列ができている。この時間ですでに暑いのに書類提出は屋外。全部の荷物が入ったデイパックを背負って行列に並び、汗を用紙に滴らせながら申請書類を書き、提出してしばし待つ。申請書類によると、やはりビエンチャンではツーリストビザはシングルしか取れないようだ。
しばし後、呼ばれて建物内に入り、さらに待たされる。どうやらここでビザ代を支払って、引換証みたいなのをもらうみたいだ。
エアコンが聞いているからいいけど、それからもけっこうな時間を待たされる。大使館到着後2時間ほどたったころ、やっと名前を呼ばれる。
やれやれ…と財布を取り出した私に職員が言う。
「ここの部分間違ってるから、訂正するように」

見ると、申請書類ではなく、念のため添付したタイ語学校からの受講申込みを証明するレターと、タイ在住の知人からの(身元保証人としての)インビテーションレターの「宛名」の部分を差している。
学校のレターは、ビザ申請用は出せないとのことで宛名は私の名前。インビテーションレターはタイ語で、タイ領事館スタッフ様宛てになっているはず。
ここが正式名称「Royal Thai Embassy Vientiane ビザ領事部とかなんとか」宛てになっていないとボスが認めないというのである。
ボスは隣で引換証を出している女性か! 学校や他人からのレターを勝手にいじる方が問題だと思うのだが…訂正すりゃいいんでしょと、元の部分に横線2本引っ張って手書きで修正した。
「No! 汚い(dirty)」
さらに大使館の宛名の部分は「Dearは不可。Toじゃないとダメ」とか抜かす。
じゃどうすればいいんだよ?修正液でも買ってくればいいわけ?
「タイプしなおしてくれ」

…あのね~これチェンマイから持ってきたレターなんだよ。もう1回チェンマイへ帰れって言ってるわけ? それとも私にはビザが出せないっつーの?
その間、私と同じように書類に不備があるフィリピン人とカナダ人が呼ばれる。彼らにいたっては宛名はあっているのに、その下に「Dear Mr./Mrs.」とか入っているのがいけないと言われている。

なんだよ、それ? ビザと全然関係ないところじゃん。
で三人で「タイへ帰れってか? 何を言ってるかわからない!」という状態になったわけである。

三人の勢いに「いや、そうではない。汚い部分を隠してコピーしてきれいにすればいい」と言い出した。

…あの~、皆が持ってるレターは学校の判子とか担当者の直筆サインとか入ってるんですけど、コピーでいいんですか~?
「OKだ」

ようするに体裁を整えたいだけなのだ。しかも書類の中身じゃなくて宛名部分の…。
この時点で11時。あと1時間で大使館の受付業務は終わる。
「どんなことがあっても受付時間は延長しないもんねー」という張り紙があるだけに、たとえ待っている人がいても「ハイ明日~」と追いかえされるに違いない。これでもう1回屋外での提出からやり直せとか言われると確実に今日は無理。

一瞬、どうせ取れても2ヶ月だし、もうこのままタイへ戻ってノービザでひとつき更新にするか?と迷うが、2時間も待ってシャクなので外でコピー屋を探す。そこで日本人にトゥクトゥクのシェアを誘われる。まだ帰らないので、それは無理だが、彼にビザのことを聞いてみる。「何回もタイと国外を行き来してるけど、申請書類だけで簡単に取れたっすよ」とのこと。
東京はえらい厳しいけど、ビエンチャンは、(ダブル以上は不可だけど)シングルなら割と簡単に取得できるってことか。
ダメ出しされた他の二人に確認したところ、ノンイミグラント(の学生ビサ?)申請だった。
つまり私はノンイミグラント申請と勘違いされている可能性がある。書類はもちろん「ツーリストビザ」で申請している。
もしくは念のため付けた書類でも体裁が大事ということか。

一旦提出したけど、問題の添付書類をなしにできないかと例の職員に相談しようとするも、屋外の申請待ちの行列を相手にしていて埒があかない。
やっぱり一旦コピーしてみてから…と外に出ると、待ち構えたように「コピー?」「コピー?」という声がかかる。どうやら書類不備者は結構いるらしい。
それを振り切ると、大使館の横の建物から「コピーはここだ」と呼ばれる。なんと1枚10バーツ! タイは2枚で1バーツ。
「タイはもっとずっと安いよ~」というと
「おお、そうか! じゃ、タイへ帰ってやれよ!」

……ここで臨界点に達する。

「何いってんの! 高いんだよ、いらねーよ!」日本語で怒鳴る。
大使館は隣なのに、戻る途中で「コピー?」「トゥク?」と次々声がかかる。ちなみにコピーは頼むと20バーツ! トゥクも100バーツから(行きはその半分で来た。それでも高いと思ったのに)。
ついでにツーリストビザ申請代行は2000バーツ(自分で申請する場合は1000バーツ)。本当、大使館の周りは露骨に外国人からたかろうとしてる輩ばっかで腹が立つ。

「いらないんだよ。高いんだよ!」と蹴散らしながら、大使館内に戻って、途中割り込みでボスと直談判。
「あなたの書類は不備があったので、部下に命じて訂正するように伝えたはずです。訂正して外に並びなおして下さい」
怒り持続中の私。大使館に盾突くなんていいことないけど、押さえ切れない。
「私は単なるツーリストビザ申請なの。この書類を取って、なかったことにすればいいんでしょ?」
「…OK」
やっとだよ…。

しかし理解できないのは、ビザ取得が厳しくなってるからと、わざわざ付けた保証人や学校のレターより、体裁の方を取ったこと。
タイ人の役人って評判悪いけど、こういうことが理由?

まあ、とりあえずタイ・ツーリストビザ申請希望の皆様、現時点ならビエンチャンでシングルが簡単に取得できる模様です…。
by uraniwaneko | 2005-05-09 19:49 | ビザ