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裏庭の猫 in Chiang-Mai(現在日本在住)

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ギンビアさんに偶然出会う・その1

ギンビアさんとはタイ語学校で一緒だった、オーストラリア人のおじさん。
学校は先週でコースが終了していて、彼は最後の2日お休みだったので1週間ぶりくらいに出会ったことになる。

ギンビアさんは正直なところ、できない生徒だった。
タイ語習い始めにはおそらく
「サワディーカー(挨拶)」
「私の名前は○○○です。」
「私は△△△人です。」
といったフレーズを習うはずだが、彼はこの「私は△△△人です。」辺りから怪しかった…。
しかも途中で、すでに5年もタイにいて、中級も2回目だということが発覚し(もしかしたら初級も2回受けたかも)、なおさら皆の驚きは高まった。
「彼は注意力が散漫だと思う。」という意見も飛び出し、私自身、「この人習う気あるんかいな。」と思ったほど。

でもこれが数日のうちに、皆、彼の魅力にはまっていくことになる。

ギンビアさんは何といっても陽気。
非常に簡単なフレーズでトンチンカンな返答したり、教科書の発音記号を全然違う風に読んだりして(おいおい、君は英語圏の人だろ!)、間違いを指摘されると、「ガッハッハッハ~」と笑い飛ばす。
その大ボケぶりが可笑しいのと、笑いがホント楽しそうなので、こちらもつられて笑ってしまう。
いつしか皆、彼が返答につまって(割と常)、オドオドしたお茶目なそぶりで助けを求めると、単語や質問の意味を教えてあげるようになっていた。

先生も「ギンビアさんがいると授業のスピードが遅くなる。」といいつつ、
(事実、彼が休んだ日は授業がいつもよりかなりスピードアップし、終わった後はぐったり)
彼がいないと「ワンニー マイミー ルーアン フアロッ!(今日は笑えることが何もない!)」と何回も言う。
彼には「もっと勉強しなさい!」と言ってるけど、私達には「心のやさしいとてもいい人なんだ」と言い、呆れつつも実は彼のことが大好きなのである。

そう、彼は心がやさしい…というかとても純粋な人なんだと思う。
ある日休憩中に私にこう言った。
「タイの人ってホント、ハートの温かい人が多くて、ボクはとても大好きなんだ。オーストラリアの友達なんて…(と首を振る)」
彼はもうタイ歴5年。
長期滞在している日本人で「だいたい1年くらい経つと、タイ人と付き合うのもかったるくなってきますよ…」と言っている人がいるのに。(実際この意見は少数派ではないはず)

ギンビアさんは観光客がめったに行かない田舎の滞在歴が長いということもあるのだろう。(チェンマイにはタイ語を習うために来た)
都会に住んで、金持ち外国人を騙したり、たかろうとする輩に出会ったら意見も変わるかもしれない。でも彼は騙されても「ガッハッハッハ~」と笑ってそうな気もする。あるいはその事に気付かないとか…(こちらの可能性の方が高かったりして)。


と、こんなファニーなギンビアさんなので、面白すぎて、私はいつしか授業中の彼の言動から目(&耳)が話せなくなった。ランチの時にもしばしば話題に出すことから、一時「ギンビア・ウォッチャー」というあだ名を頂戴したほど(笑)。
彼についてのエピソードは次から次へと出てくるが、知らない人には面白くないかもしれないので、明日その一部だけを紹介しよう。(ってまだ続けるつもり…)
by uraniwaneko | 2005-03-31 20:13