2006年 06月 06日
霊媒師もう半月くらい前になるが、チェンマイ近郊に用事で行った時のこと。 車で通り過ぎる時に、なにやらにぎやかな音楽が聞こえてきて、人々が派手な衣装で踊っているのが見えた。 結婚式かと思いきや、霊媒師の交流会(?)だそうだ。 彼らは組合みたいなものがあり、順番にそれぞれの家を回って定期的にこうした催しをするらしい。寄付を集めたり、交流はもちろん、近所の住民への宣伝の意味などもあるのだろうか。 ただ、見学していた私たちにも「食事をしていけ」というくらいだから、見た感じ、寄付よりも経費の方が上回っているんじゃないかという気もするが。 (*一応、見せてもらうので一人20バーツの寄付をしたとはいえ) この霊媒師。 別に亡くなった人だけじゃなく、例えば子供の神様とかものり移るらしい。それぞれ専門があるらしく、悩みをかかえた人は、内容に合わせて霊媒師を訪れ「神様」に相談するのだろう。 1回の料金も割と安く(何十バーツ)、利用する人もけっこう多いそうだ。 経験した人の話では、相談に訪れてしばらく世間話などをしていると、突然神様が降りてくる(のり移る)そうだ。時により、かかる時間はまちまちで、神様になると、この派手な衣装に着替え始めるらしい(ここがちょっと間抜けな気もするんだが)。 声なども変わり、その間はまったくの別人になるとか。 実はこの交流会(?)も、同じ手順を踏んでいる。 会場へやってきた霊媒師は、ひとまず休憩所で休む。しばらくすると霊や神様がのり移り、衣装を着替え始める。そして踊りに参加する…つまり踊っている人はもはや自分ではない状態。 人によっては普段飲まないお酒を飲んだり、タバコをすったりする人もいる。確かにおばあさんでタバコをスパスパすっている人がけっこういた。 この差が極端に出る人もいるそうだが、私が見てる間はそうでもなかったかな…。ノリノリで踊っている人はいたけど。 こうしたことの本来の意味はカウンセリングだろうから、本当か嘘かを問うのは意味がない。自分はおそらく相談しないが、こういう習慣が根付いているのはなかなか興味深い。 ひときわ派手だったおばさん。1000バーツ札をそこここに挟んでいた。これが日本だったら、かなりうさんくさく見えることだろう。 霊媒は年配の女性が多いそうだが、なぜか小学生くらいの男の子。陶酔してる様で踊っており、けっこう目立っていた。
by uraniwaneko
| 2006-06-06 09:52
| タイの習慣
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